窓の奥でおがくずの中でみのむしは安堵する宇宙に中心はあって端は無い雨降りでも朝には明るく夜の底でも暖かい寝床でえんぴつの芯のように材木に包まれて発酵した体がやわらかく光るまで仮死と仮生を接着して冬の到来を待たせておこうこがねむし型のドアを閉じて夢に落ちる楕円筒の時間帯鉄道のポスターをよく読めば飛び飛びの文字に示されて無人島のふぞろいな枕木と番外の貨物車は移動せず自転する